かつおぶしだしを毎日たっぷり飲ませると、赤ちゃんの腎臓に負担がかかることがあります。
離乳食でかつおぶしだしを使い始めてよい時期は、一般的に離乳食初期(生後5〜6ヶ月)からとされています。ただし「初期から使える」とはいっても、最初から毎日たくさん与えてよいわけではありません。少量からスタートし、赤ちゃんの体の反応を見ながら少しずつ増やすことが基本です。
かつおぶしは「魚」の加工品です。アレルギーの観点からも、初めて与えるときは1〜2口程度の少量にして、その後2〜3日は体に異変が出ないか観察しましょう。発疹・下痢・嘔吐などが見られたら、すぐに使用を中止して小児科に相談することが大切です。
つまり「初期から使えるが少量から」が原則です。
離乳食の進み具合は個人差が大きいため、かかりつけの小児科医や管理栄養士に相談しながら進めると安心感が増します。特に家族にアレルギー体質の人がいる場合は、より慎重な導入が必要です。
| 離乳食の時期 | 月齢の目安 | かつおぶしだしの使い方 |
|---|---|---|
| 初期 | 生後5〜6ヶ月 | 少量(小さじ1程度)で様子見 |
| 中期 | 生後7〜8ヶ月 | おかゆや野菜スープに加える |
| 後期 | 生後9〜11ヶ月 | 風味付けとして積極的に活用可 |
| 完了期 | 生後12〜18ヶ月 | 大人と近い料理にも応用できる |
手作りのかつおぶしだしは、作り方がとてもシンプルで材料も少なく済みます。基本の手順は以下のとおりです。
ポイントは「沸騰後に火を止めてからかつおぶしを入れる」ことです。煮立てながら長時間入れっぱなしにすると、えぐみや雑味が出てしまい、赤ちゃんが飲みづらくなります。これは使えそうです。
水の量とかつおぶしの量の比率を意識するだけで、上品でクセのないだしになります。かつおぶし10gというのは、一般的な市販のかつおぶし小袋(3g×5袋入り)のうち約3〜4袋分に相当する量です。使い始めはこの分量を守るのが基本です。
だしをとった後のかつおぶし(だしがら)は、炒り煮にして佃煮にすると大人のおかずとして活用できます。捨てずに使い切れるので、経済的で無駄がありません。
「かつおぶしだしは自然なものだから安全」と思いがちですが、実は与えすぎには注意が必要です。
かつおぶしにはプリン体が含まれており、100gあたり約493mgと食品の中でもトップクラスの含有量です。もっとも、だしとして使う場合は固形のかつおぶしを食べるわけではないので、だし液中のプリン体は微量になります。しかし毎日大量に与え続けると、長期的に見て腎機能への影響が懸念されます。赤ちゃんの腎臓はまだ未発達であることを忘れてはいけません。
厳しいところですね。
塩分については、手作りだしには基本的に塩は不要です。市販の「だしパック」や「顆粒だし」には食塩が含まれているものがほとんどで、離乳食向けに使うと知らずに塩分を与えすぎてしまうリスクがあります。
離乳食初期の赤ちゃんに許容される1日の食塩相当量はおよそ0.3g未満とされています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」参考)。これはパン1枚の塩分量(約0.5〜0.8g)よりも少ない量です。市販品を使う場合は「食塩不使用」「無塩」の表示を必ず確認することが条件です。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」乳児の塩分摂取量の目安について
毎回だしをゼロから作るのは、忙しい育児中には現実的ではありません。まとめて作り置きして冷凍保存するのが、最も効率のよい方法です。
冷凍保存の手順は非常に簡単です。粗熱が取れただし液を製氷皿に注ぎ、冷凍庫で固めます。固まったらジッパーバッグに移し替えて保管します。製氷皿1マスあたり約15〜20mlになるので、使うときに必要な量だけ取り出せて便利です。この方法なら、だし作りは週に1回で済みます。
冷凍保存の日持ちは2週間以内を目安にしましょう。冷蔵保存の場合は2〜3日で使い切る必要があります。冷凍だしを使うときは電子レンジで解凍するか、鍋でそのまま加熱すれば問題ありません。再冷凍はしないことが原則です。
製氷皿はシリコン製のものを使うと、だしキューブが取り出しやすくなります。100円ショップでも購入でき、コストをほとんどかけずに時短習慣を取り入れられます。これは使えそうです。
冷凍保存用のジッパーバッグには、日付と内容物を油性ペンで記入しておきましょう。複数のだしを作り置きしていると、何がいつのだしか分からなくなりがちです。日付を書く習慣をつけておくと、使い忘れを防げます。
「かつおぶしだし」と「昆布だし」はどちらも離乳食に使われますが、その違いを正確に理解している人は意外と少ないです。
かつおぶしだしの主なうま味成分はイノシン酸で、動物性のさっぱりとした風味が特徴です。一方、昆布だしの主成分はグルタミン酸で、植物性のまろやかなコクを持ちます。この2つを合わせた「合わせだし」は、うま味の相乗効果によって単体の約8倍ものうま味を感じさせるという研究データもあります。つまりうま味の掛け算です。
離乳食に合わせだしを使うと、赤ちゃんが素材の味を受け入れやすくなるというメリットがあります。特に野菜を嫌がる赤ちゃんには、かつおと昆布の合わせだしを使って調理することで食が進みやすくなる場合があります。
| 種類 | うま味成分 | 向いている料理 | 離乳食での使いやすさ |
|---|---|---|---|
| かつおぶしだし | イノシン酸 | おかゆ・お吸い物 | ◎ 初期から使いやすい |
| 昆布だし | グルタミン酸 | 野菜の煮物・うどん | ◎ アレルギー少なく安心 |
| 合わせだし | 両方 | 何にでも使える | ○ 中期以降に特におすすめ |
独自の視点としてお伝えしたいのが、「だしの種類を固定しない」という考え方です。毎回同じかつおぶしだしだけを使い続けると、赤ちゃんがその風味に慣れすぎて、昆布だしや野菜だしを嫌がるケースがあります。離乳食の段階から複数のだしをローテーションして使うことで、食の幅を広げる訓練にもなります。いいことですね。
赤ちゃんの味覚は3歳頃までに形成されると言われており、この時期に多様な味に触れさせることは、将来の偏食防止につながる可能性があります。かつおぶしだしだけに頼らず、昆布・しいたけ・野菜だしと組み合わせることを意識してみてください。
国立健康・栄養研究所:食と栄養に関するエビデンス情報(乳幼児期の食事と味覚形成についての基礎資料として参考)
手作りだしが理想的とはいえ、毎日手作りするのが難しい日もあります。そんなときは離乳食専用のかつおぶしだし製品を活用することも一つの選択肢です。
市販の離乳食用だしを選ぶ際に確認すべきポイントは3つあります。
市場には「赤ちゃん用だし」として販売されている製品が複数あります。代表的なものとしては、有機かつおぶしを使用した液体タイプや、食塩不使用のだしパックなどがあります。ドラッグストアやベビー用品店のほか、Amazonや楽天市場でも入手できます。
意外ですね、「だしパック=ヘルシー」という印象があっても、一般的な市販品の多くは大人向けに塩分が加えられています。離乳食用と明記されていないだしパックは、どれだけ天然素材でもそのまま赤ちゃんに使うのは避けるのが基本です。
価格帯としては離乳食用の無塩だしパックが10〜15パックで400〜700円程度、液体タイプは100ml前後で300〜500円程度が相場です。週1〜2回まとめて使えば月額1,000〜2,000円程度に収まるため、手作りと組み合わせてうまく使い分けるのが現実的なアプローチです。
また、有機かつおぶしを原料にした製品を選ぶことで、農薬・化学肥料の心配を減らすことができます。「オーガニック表示」や「JAS有機認証マーク」が目印になります。成分チェックが条件です。
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