炊き込みご飯の素をご飯にしか使っていないなら、毎週200円以上を損しています。
炊き込みご飯の素は、醤油・みりん・だし・塩などが絶妙なバランスで配合された万能調味料です。そのまま炊飯器に入れるだけでなく、「液体調味料の代わり」として使う発想に切り替えると、おかずのレパートリーが一気に広がります。
市販の炊き込みご飯の素の多くは、2合用で約150〜200円前後で販売されています。これを炊き込みご飯1品だけに使うより、おかず2〜3品の調味に分けて使えば、1品あたりのコストは50〜70円程度に抑えられます。つまり節約になります。
炊き込みご飯の素を「調味料」として見たとき、特に有効なのは炒め物・煮物・スープの3ジャンルです。いずれも「だしと醤油を合わせる手間」を省けるため、調理時間を1品あたり約5〜10分短縮できます。忙しい夕方に助かります。
ただし、一点だけ注意が必要です。炊き込みご飯の素はお米の吸水を計算して塩分が設定されているため、そのままおかずに使うと「少し濃い」と感じることがあります。水や出汁で1.5〜2倍に薄めてから使うのが基本です。薄め方が条件です。
炒め物へのアレンジは、最もハードルが低く失敗しにくい方法です。これは使えそうです。
📌 アレンジ①:鶏ごぼうの炊き込みの素で作る「鶏ごぼう炒め」
鶏ごぼう系の素(例:ミツカン「鶏ごぼうごはんの素」)を大さじ2程度使い、ごぼうと鶏もも肉を強火で炒めます。仕上げに素を回し入れると、醤油・みりん・だしが一度に加わり、味が即座に決まります。調理時間は約8分。ごぼうの下処理にアク抜きの時間がかかりますが、味付けは素におまかせなので時短になります。
📌 アレンジ②:松茸ご飯の素で作る「きのこと豆腐のあんかけ炒め」
松茸や舞茸系の素(例:永谷園「松茸の味 お吸いもの」や各社の松茸ごはんの素)には、上品なだしと香りが含まれています。水100mlと素大さじ1を合わせてあんかけのベースにし、水溶き片栗粉でとろみをつければ、豆腐や白身魚にかける上品なあんかけが完成します。
📌 アレンジ③:五目ご飯の素で作る「五目あんかけ野菜炒め」
五目ご飯の素は、ごぼう・にんじん・油揚げなど複数の具材が含まれている製品が多く、これをそのまま野菜炒めに加えると「具だくさん炒め」になります。具が増えるため1品のボリュームが上がり、副菜が不要になることもあります。一石二鳥ということですね。
煮物やスープへの転用は、「だし取り」を省ける点で特にメリットが大きいアレンジです。
通常、煮物を作るとき、昆布やかつおでだしを取る工程だけで10〜15分かかります。炊き込みご飯の素にはすでにだし成分が溶け込んでいるため、水で薄めてそのまま煮物の煮汁として使えます。だし取り不要が原則です。
🍲 煮物へのアレンジ例
たけのこごはんの素や五目ごはんの素(例:ヤマモリ「五目ごはん」シリーズ)を使う場合、素大さじ1.5を水150mlで薄め、大根・こんにゃく・にんじんを加えて10分煮るだけで「和風煮物」が完成します。醤油もみりんも追加不要です。
🥣 スープへのアレンジ例
具材入りの炊き込みご飯の素は、スープにも優秀です。素大さじ1を水300〜400mlに溶かし、卵を溶いて流し入れると「だし卵スープ」になります。冷蔵庫に残った野菜(ほうれん草・ねぎ・豆腐など)をプラスするだけで、立派な一品になります。
スープのポイントは「薄さ」の調整です。炊き込みご飯の素は塩分が凝縮されているため、水の量を多めにすることが重要です。飲んでみて「ちょっと薄いかな」という程度がちょうどよい仕上がりになります。薄めが条件です。
参考:ヤマモリ公式サイトでは炊き込みご飯の素の詳しい成分と活用例が確認できます。
「試してみたら味が濃すぎた」「塩辛くて食べられなかった」という失敗を防ぐために、3つの調整ポイントを覚えておきましょう。
🔑 ポイント①:まず「希釈率」を確認する
炊き込みご飯の素のパッケージには「2合分」「3合分」と記載されています。この量をお米抜きで使うと、そのままでは明らかに塩分過多になります。おかずとして使う場合は、記載の水量の半量を目安にまず薄めてから調理するのが基本です。調整が基本です。
🔑 ポイント②:味見を「途中で」行う
炒め物や煮物で素を使う場合、仕上がりに全量入れてしまうと修正が難しくなります。素を使うときは「半量→味見→残りを調整」という手順で加えると、塩分を安全にコントロールできます。
🔑 ポイント③:甘さが足りないときはみりんを足す
炊き込みご飯の素はおかずとして使うと「しょっぱさ先行」になりやすい製品が多いです。甘みが物足りないときはみりん小さじ1〜2を追加すると、煮物らしい丸みのある味に整います。
また、アレンジで余った素を保存するときは、開封後は冷蔵庫に入れ、3日以内に使い切るのが安全です。液体タイプは特に傷みやすいため注意が必要です。保存に注意すれば問題ありません。
ここからは検索ではなかなか出てこない、少し上級の活用法です。意外ですね。
🧀 洋風への転用:グラタン・ドリアへの応用
「和風の素を洋風に使う」という発想は一見奇妙に見えますが、実は非常に相性が良いです。炊き込みご飯の素(特に鶏や五目系)をホワイトソースに少量(大さじ1程度)加えると、「だし×クリーム」の組み合わせによる和風グラタンが完成します。これはドリアにも応用でき、ご飯の上に素入りホワイトソースをかけてチーズをのせてオーブンで10分焼くだけです。
市販のホワイトソース缶(例:明治「ホワイトソース」缶・税込約280円)と炊き込みご飯の素を組み合わせると、「和だし風味のドリア」が一気に完成します。これは使えそうです。
🍝 パスタへの応用
和風パスタの調味に炊き込みご飯の素を使う方法も有効です。素大さじ1をパスタの茹で汁大さじ2で伸ばし、炒めたきのこや鶏そぼろと和えると「和風パスタ」の出来上がりです。市販のだし醤油を買わなくて済むため、調味料の節約にもつながります。
ただし、パスタへの応用では「素の香り」が主張しすぎる場合があります。バター小さじ1を仕上げに加えることで、香りが丸くなりまとまりが出ます。バターが条件です。
| アレンジジャンル | 使用量の目安 | 調理時間の目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 炒め物 | 大さじ1〜2 | 約8〜10分 | ★☆☆ |
| 煮物 | 大さじ1.5(水150mlで薄める) | 約15〜20分 | ★☆☆ |
| スープ | 大さじ1(水300〜400ml) | 約5〜8分 | ★☆☆ |
| グラタン・ドリア | 大さじ1(ホワイトソースに混ぜる) | 約15分+焼き時間10分 | ★★☆ |
| 和風パスタ | 大さじ1(茹で汁で伸ばす) | 約10〜12分 | ★★☆ |
炊き込みご飯の素のアレンジは、慣れれば慣れるほど「1袋で何品作れるか」という思考が自然に身につきます。最初は炒め物から試すのがもっともリスクが低くおすすめです。炒め物から始めるのが原則です。
炊き込みご飯の素を上手に活用するための献立アイデアや素の種類別の使い方については、各メーカーの公式サイトやレシピ投稿サービスも参考になります。
参考:クックパッドでは「炊き込みご飯の素 アレンジ」で多数のレシピが投稿されており、実際の主婦による口コミも参照できます。
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