市販のよもぎ餅より、手作りの方が添加物が少なく、よもぎの香りが3倍以上濃く仕上がります。
よもぎ餅づくりで最初につまずくのが、よもぎの下処理です。ここを丁寧にやるかどうかで、仕上がりの色・香り・えぐみが大きく変わります。
よもぎは採取後すぐに使わず、まず流水でよく洗います。土や虫が付いていることが多いため、葉を広げながら丁寧に洗うのがポイントです。洗い終わったら、たっぷりの沸騰したお湯に「塩をひとつまみ(水1リットルに対して約3g)」を加え、よもぎを1〜2分ゆでます。これが基本です。
ゆで時間が長すぎると香りが飛びます。1分半を目安にすると、香りを残しつつえぐみを取り除けます。ゆで上がったらすぐに冷水にとり、色止めします。冷水に30秒ほど浸けるだけで、鮮やかな緑色が保たれます。
色止め後はしっかり水気を絞ることが重要です。水分が多いままだと、生地がベタつき成形しにくくなります。手で強く握って絞り、さらにキッチンペーパーで包んで余分な水気を取るのがおすすめです。絞ったよもぎは包丁で粗めに刻んでおくと、生地への混ざりがよくなります。
絞ったよもぎはこの時点で冷凍保存できます。ラップで小分けにして冷凍すれば、使いたいときに解凍するだけで手軽に使えます。1回分(約30〜40g)ずつ分けて保存するのが便利です。
よもぎ餅に使う粉は、主に「白玉粉」「上新粉」「もち粉」の3種類です。どれを選ぶかで食感がまったく変わります。これは意外と知られていないポイントです。
白玉粉だけで作ると、やわらかくてもちもちした食感になります。冷蔵庫に入れても固くなりにくいのが特徴で、翌日も美味しく食べられます。一方、上新粉を混ぜると歯切れがよくなり、草餅らしいしっかりとした食感になります。もち粉は白玉粉に近い性質ですが、コシが強めです。
家庭で作るよもぎ餅に最もおすすめな配合は「白玉粉:上新粉=7:3」です。もちもち感と歯切れのバランスがよく、初心者でも失敗しにくい比率です。上新粉を多くするほど、昔ながらの草餅らしい仕上がりになります。
粉の量の目安は、2〜3人分で白玉粉100g・上新粉40〜50gが使いやすいサイズです。はがきの大きさ(約10cm×15cm)のよもぎ餅が5〜6個作れるイメージです。初めて作る場合はこの分量から始めるのがいいでしょう。
上新粉を使う場合は、白玉粉より少し多めのお湯(約60℃)で溶く必要があります。上新粉は冷水では溶けにくいため、ぬるま湯〜やや熱めのお湯を使うのが原則です。白玉粉は冷水でも問題ありません。
| 粉の種類 | 食感の特徴 | 冷めた後 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 白玉粉のみ | やわらかくもちもち | 固くなりにくい | ⭐⭐⭐⭐ |
| 白玉粉7:上新粉3 | もちもち+歯切れのバランス | 翌日もまずまず | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 上新粉のみ | しっかり歯切れがよい | 固くなりやすい | ⭐⭐⭐ |
| もち粉のみ | コシが強くもちっとする | 比較的やわらかい | ⭐⭐⭐⭐ |
蒸し器がなくても、電子レンジを使えばよもぎ餅は十分作れます。時短になるだけでなく、洗い物も少なくて済むのがうれしいポイントです。
基本的な手順は次のとおりです。白玉粉100g・上新粉40gを耐熱ボウルに入れ、水140mlを少しずつ加えながら混ぜます。ダマがなくなったら、ラップをふんわりかけてレンジ600Wで2分加熱します。一度取り出してよく混ぜてから、さらに1分加熱します。この2回加熱が基本です。
2回目の加熱後、あらかじめ準備したよもぎ(絞って刻んだもの30〜40g)を加え、全体が均一な緑色になるまで練り込みます。よもぎの緑が均一に広がれば完成のサインです。
生地が手にくっつく場合は、片栗粉または白玉粉を打ち粉として使います。強力粉は食感が変わるため、避けた方がよいでしょう。打ち粉をした台の上で生地を8〜10等分にして、あんこを包んで丸めます。あんこは1個あたり15〜20gが包みやすいサイズです。
耐熱ボウルの素材はガラス製かシリコン製が適しています。プラスチック製は熱に弱いものがあるため、「電子レンジ対応」の表示を必ず確認してから使用してください。確認する手間を惜しまないのが大事です。
仕上げにきな粉をまぶすと風味が増します。きな粉と砂糖を2:1の割合で混ぜたものを使うと、甘みと香ばしさのバランスがよくなります。
手作りよもぎ餅が翌日に固くなってしまうのは、多くの方が経験するお悩みです。これはでんぷんの「老化」によるものです。つまり避けられない現象ではなく、対策できます。
でんぷんは冷蔵庫(2〜6℃)の温度帯で最も老化が速く進みます。そのため、冷蔵保存すると翌朝には石のように固くなってしまいます。翌日以降に食べる分は、冷蔵ではなく冷凍保存が正解です。
冷凍する場合は、1個ずつラップで包んでからジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。こうすると約2週間保存できます。食べるときはラップのままレンジで30〜40秒(600W)加熱するだけです。作り立てに近いやわらかさが戻ります。
当日食べる場合でも、室温が低い時期(特に冬場)は2〜3時間で固くなり始めます。当日中に食べる場合は、ラップで包んで室温保存が基本です。砂糖を生地に少し多めに加えておくと、でんぷんの老化を遅らせる効果があります。白玉粉100gに対して砂糖10〜15gを目安に加えると効果的です。
電子レンジで温め直す際は、加熱しすぎると生地が溶けてしまいます。30秒ずつ様子を見ながら加熱するのが安全です。固くなったよもぎ餅は、ぬれたキッチンペーパーで包んでレンジ加熱すると、より均一にやわらかくなります。これは使えそうです。
よもぎには「クロロフィル」「食物繊維」「ビタミンK」「カルシウム」などが含まれています。特に食物繊維は同量のほうれん草の約1.5倍あるとされており、腸内環境の改善に役立つとされています。意外ですね。
よもぎの有効成分を活かすには、加熱しすぎないことが重要です。長時間煮たり、高温で繰り返し加熱すると、クロロフィルが分解されて色が茶色くなり、栄養素も失われやすくなります。アク抜きは1〜2分以内、練り込み後の再加熱は最小限にするのが原則です。
よもぎ餅を食べるタイミングとしては、小腹が空いたときや食後のデザートとして少量食べるのがおすすめです。もち米・白玉粉ベースの餅は糖質が比較的高め(1個あたり約60〜80kcal)のため、食べすぎには注意が必要です。1日2〜3個を目安に楽しむのがちょうどよいでしょう。
よもぎの香り成分「シネオール」にはリラックス効果があるとされています。シネオールはラベンダーやユーカリにも含まれる成分で、アロマテラピーにも利用されるものです。よもぎ餅を作っているとき、あの独特の草の香りで気持ちが落ち着くのはこの成分のおかげかもしれません。
よもぎは春(3〜5月)に採れる若葉が最も栄養価が高いとされています。市販の乾燥よもぎや冷凍よもぎも通年手に入りますが、風味は生のよもぎに比べると少し落ちます。乾燥よもぎを使う場合は水でもどしてから使うのが条件です。乾燥よもぎはネット通販や製菓材料店で購入でき、価格は100gあたり500〜800円程度が目安です。
よもぎの栄養や機能性についてさらに詳しく知りたい場合は、農林水産省が公開している食品成分データベースが参考になります。
農林水産省 食品成分データベース(よもぎの栄養成分の詳細確認に活用できます)。
食品成分データベース(文部科学省)
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