カロリーオフのカレーを使えば、カレーライス全体のカロリーが低くなると思っていませんか?
ハウス食品の「プライムジャワカレー」は、定番のジャワカレーのおいしさを保ちながら、カロリーと脂質を約50%カットした商品です。2006年に発売して以来、改良を重ねてきた息の長いシリーズで、現在は中辛・辛口の2種類が展開されています。
気になる数字を見ていきましょう。1皿分(製品14.6g)あたりのカロリーは以下の通りです。
| 商品名 | カロリー(1皿分) | 脂質(1皿分) |
|---|---|---|
| プライムジャワカレー 中辛 | 53kcal | 1.9g |
| 通常のジャワカレー 中辛 | 112kcal | 8.3g |
ルウだけのカロリー差は59kcalです。脂質に至っては1.9gと8.3gで、実に4倍以上の差があります。カロリーが低いということですね。
通常のジャワカレーはルウの主成分が食用油脂(牛脂豚脂混合油、パーム油)や小麦粉なのに対し、プライムジャワカレーはでんぷんが主成分で、食物繊維(難消化性デキストリン)も1皿あたり1.3g配合されています。これがカロリーを下げながらもコク感を維持できている理由のひとつです。
脂質が大幅に減っている点も重要です。脂質が少ない分、食後に胃が重くなりにくく、「食べたあとすぐ動ける」という声がユーザーから多く寄せられています。洗い物でも油の浮きが少なくなるという副産物もあり、キッチンが汚れにくいという地味なメリットも見逃せません。
ハウス食品公式のプライムカレーブランドページでは、開発担当者が「カロリーオフでも妥協したくない」というこだわりを語っています。スパイスや調味料の香り立ちを最大限に引き出すことで、油脂が少なくても満足感を得られる設計になっているそうです。
参考:プライムカレーの開発背景・こだわりについて(ハウス食品公式)
カロリー・脂質50%オフ?今アツい『PRIME(プライム)カレー』をなるねぇがレポ! | ハウス食品
カロリーオフのルウを選べば大丈夫、と安心するのはちょっと待ってください。これが実は多くの人がはまる落とし穴です。
カレーライスとして食べる場合、ルウのカロリーよりもご飯のカロリーが圧倒的に大きくなります。白ご飯200g(茶碗1杯強)のカロリーはおよそ312kcalです。プライムジャワカレーのルウ(53kcal)と合わせると、ご飯だけで約365kcal。これに肉や野菜の具材が加わると、1食トータルで500〜600kcalになることも珍しくありません。
つまり「ルウのカロリー差59kcal」は、全体の10%程度にすぎないということです。
それでも、通常のジャワカレーと比べれば確実にカロリーは下がります。カロリーオフルウを使う意味がないわけではありません。ただ、ダイエット効果を最大化したいなら、ご飯の量や種類にも目を向けることが大切です。
ご飯200gを150gに減らすだけで78kcalのカットになります。これはルウをカロリーオフに変えたときの59kcalより大きな数字です。白米を雑穀米や玄米に変えると、血糖値の急上昇を緩やかにする効果も期待できます。
また、プライムジャワカレーには難消化性デキストリンが含まれているため、食物繊維の働きで糖の吸収をゆるやかにする効果が期待できます。血糖値のコントロールが気になる方には、この成分の存在はうれしいポイントです。ルウだけ覚えておけばOKです。
参考:カレーライスのカロリーを抑えるポイント(管理栄養士監修)
カレーライスのカロリーをおさえる方法 | from ハウス | Come on House(ハウス食品)
カロリーだけに注目しがちですが、ダイエット中は脂質・糖質・食塩のバランスも大切です。プライムジャワカレーと通常のジャワカレーを各栄養素で比べると、見えてくることがあります。
| 栄養素 | プライム(中辛)1皿分 | 通常(中辛)1皿分 |
|---|---|---|
| エネルギー | 53kcal | 112kcal |
| 脂質 | 1.9g | 8.3g |
| 炭水化物 | 8.9g | 7.8g |
| 糖質 | 7.6g | 記載なし |
| 食物繊維 | 1.3g | なし |
| 食塩相当量 | 2.3g | 2.3g |
注目したいのは炭水化物と食塩の欄です。炭水化物はプライムの方がむしろ多くなっています。これはでんぷんを主成分にしていることと、食物繊維(難消化性デキストリン)が含まれるためです。糖質そのものは7.6gで、通常品と大きな差はありません。
食塩相当量は1皿あたり2.3gで、通常品とほぼ同じです。カロリーを気にして使い続けていると、塩分は変わらずとっていることになります。塩分が心配な方は、別途「塩分ひかえめ」タイプのカレールウも検討すると良いでしょう。
脂質が大幅に減っているのは間違いなく大きなメリットです。脂質1.9gという数字は、卵半個の脂質量にも満たない水準で、「脂質制限ダイエット中でも使いやすい」という評価が多いのも頷けます。つまり脂質を抑えたい人に特に向いた商品です。
プライムジャワカレーを使ったうえで、さらにカロリーを抑えたいときに効果的な方法を整理します。一気に全部やろうとせず、できるところから1つ選ぶのがコツです。
① ご飯を豆腐に置き換える
ハウス食品公式でも紹介されているアレンジで、「豆腐で食べるチキンカレー」が人気です。木綿豆腐200g(約1/2丁)のカロリーは約108kcalで、白ご飯200gの312kcalと比べると200kcal以上の差があります。食べごたえもあり、植物性たんぱく質もとれる一石二鳥の方法です。
参考:豆腐で食べるチキンカレーのレシピ(ハウス食品公式)
豆腐で食べるチキンカレー | レシピ | ハウス食品
② 具材を低カロリーなものに変える
牛肉や豚肉(バラ肉)を使うと脂質が一気に上がります。同じ肉でも鶏むね肉(皮なし)に変えるだけで脂質は半分以下になります。さらにきのこ・ほうれん草・ブロッコリーを増やせば、食物繊維とビタミンも補えて満腹感も上がります。
③ 油で炒めない調理にする
一般的なカレー作りでは具材を油で炒めるのが定番です。ただ、テフロン加工のフライパンであれば油なしでも十分に炒めることができます。大さじ1杯のサラダ油は約110kcalなので、炒め油をゼロにするだけでかなりのカロリーダウンです。
④ 無水カレーにする
水の代わりにトマト缶やカットトマトを使う無水カレーは、旨味が凝縮されてコクが増します。プライムジャワカレーとトマトの酸味は相性がよく、野菜のカリウムで塩分の排出も助けてくれます。これは使えそうです。
こうした工夫を組み合わせることで、カレーライス全体を500kcal台から300kcal台まで落とすことも十分に可能です。毎食続けることを考えると、無理なく続けやすい工夫を1〜2個だけ選んでみてください。
「カレーをカロリーオフに変えるだけで、実際どのくらい変わるのか」を具体的に計算してみます。これは他の記事ではあまり見かけない視点ですが、続けるモチベーションにとても効果的な考え方です。
まず、夕食のカレーライスを週3回食べると想定します。通常のジャワカレーを使った場合とプライムジャワカレーを使った場合で、1食あたりのルウのカロリー差は59kcalです。
$$\text{週3回} \times 59\text{kcal} \times 4\text{週} = 708\text{kcal/月}$$
1か月でルウのカロリー差だけで約708kcal節約できます。脂肪1kgはおよそ7,200kcalに相当するので、単純計算ではそれほど大きな数字に見えないかもしれません。ただし、ここに「ご飯を150gに減らす(−78kcal)」「鶏むね肉に変える(−約60kcal)」「油で炒めない(−約110kcal)」を加えると1食あたりの節約は約307kcalになります。
$$307\text{kcal} \times 3\text{回} \times 4\text{週} = 3,684\text{kcal/月}$$
月あたりの節約カロリーは約3,684kcalです。これは体脂肪に換算すると約0.5kgに相当します。
$$\frac{3,684\text{kcal}}{7,200\text{kcal/kg}} \approx 0.51\text{kg}$$
カレーを「我慢して食べない」のではなく、「賢く選んで食べ続ける」ことで、月に0.5kg弱の体重管理ができる計算です。これが原則です。極端な食事制限より、長く続けやすい点が何より大きいメリットです。
また、プライムジャワカレーには前述のとおり難消化性デキストリンが入っています。この成分は食後の血糖値の急上昇を緩やかにする働きが研究で確認されており、食後の眠気やだるさを感じにくくする効果も期待できます。食事管理を始めた方がカレーを毎日のルーティンに組み込む理由が、数字だけでなく体感としても納得できる商品です。
参考:難消化性デキストリンの血糖値への働きについて(大塚製薬)
難消化性デキストリンって何? 食後の血糖値・中性脂肪が気になる方に! | 大塚製薬