すりごまで作った黒ごまペーストは、市販品より栄養吸収率が約3倍高くなります。
黒ごまペーストは「すりごま+ごま油」というたった2つの材料があれば、自宅で手軽に作れます。市販品を買い忘れたときや、使いきれずに持て余しそうなときに知っておくと、ぐっと便利です。
まず材料を確認しましょう。黒すりごま100gに対して、ごま油大さじ1が目安です。ごま油を加える理由はペーストの滑らかさを出すためで、未焙煎の太白ごま油を使うとくせのないすっきりとした風味になり、焙煎ごま油を使うと香ばしさが増します。好みで選んでみてください。
【フードプロセッサーを使う場合】
フードプロセッサーは最も手軽で安定した方法です。これが基本です。
【すり鉢を使う場合】
フードプロセッサーより時間はかかりますが、少量(50g以下)で作るときはすり鉢のほうが洗い物が少なく便利です。道具が少ないご家庭にも向いています。
【ミキサー・ハンドブレンダーを使う場合】
少量だとどうしても刃に当たりにくくなります。つまり量が少ないと失敗しやすいということです。
完成したペーストは煮沸消毒した清潔なガラス瓶に移して保存します。でき立ては香りが豊かで、ほんのり温かくとても美味しいですよ。
黒ごまには「セサミン」という強力な抗酸化成分が含まれています。セサミンは老化防止・肝機能サポート・悪玉コレステロールの低下など、健康面で多くの働きが期待できる成分です。ただし、粒のままのいりごまで食べると、ごまの外皮が非常に硬いためほとんど消化されずに排出されてしまいます。これは意外な落とし穴です。
すりごまの状態にすると皮が砕かれ、消化液と接触する表面積が大幅に増えます。栄養の吸収率が格段に上がる、ということです。さらに、すりごまをペースト状(ねりごま)にまで仕上げると、粒がなくなり消化吸収はすりごまよりもさらに優れた状態になります。
黒ごまに含まれる主な栄養素と期待できる効果は以下の通りです。
| 栄養素 | 期待できる効果 |
|---|---|
| セサミン・セサモール | 抗酸化作用・老化防止・肝機能サポート・生活習慣病予防 |
| 鉄分 | 貧血予防・血流サポート・冷え性・肩こりの緩和 |
| カルシウム・マグネシウム | 骨の健康維持・PMS(月経前症候群)対策 |
| ビタミンE | 美肌・アンチエイジング・活性酸素の抑制 |
| 食物繊維 | 腸内環境の改善・便通の促進 |
また、黒ごまは白ごまと比べてアントシアニンという黒い色素成分を含んでいます。このアントシアニンも抗酸化作用を持っており、白ごまにはない特有の美容・健康効果として注目されています。これは使えそうです。
1日の摂取目安はペースト換算で大さじ1杯(約10〜15g)程度が理想的です。ごまは良質な脂質が豊富なぶん、高カロリーです。1日に大さじ3〜4杯も摂ると逆効果になりかねないため、「毎日少しずつ」継続するのが原則です。
参考:ごまの消化吸収と栄養吸収率について詳しく解説されています。いりごまとすりごま・ねりごまの違いもわかります。
ごまは消化に悪い?栄養の吸収率を高める方法とは(真誠株式会社)
手作り黒ごまペーストは「なかなかペースト状にならない」「分離してしまう」「香りが弱い」といった失敗がよくあります。コツさえ覚えれば問題ありません。順番に確認しましょう。
① 必ず「炒りごま(いりごま)」から始める
市販の「すりごま」をそのまま使う方法もありますが、粒のいりごまをフライパンで炒り直してから使うと、香ばしさが格段にアップします。弱火で2分ほど、フライパンを揺すりながらプチプチと音がしてきたら火を止め、粗熱を取ってから使います。炒り直しが香りの決め手です。
② ごまは「最低100g以上」まとめて作る
フードプロセッサーやミキサーで作る場合、少量だと刃に当たらず空回りして失敗します。100g以上を目安にまとめて作りましょう。少量で作りたい場合はすり鉢が向いています。
③ すりごまは「作ったらすぐ使う」が基本
すりごまの状態にすると空気に触れる表面積が増え、酸化がどんどん進みます。せっかくの栄養価が落ちてしまうため、すりごまを事前に大量に用意してストックしておくのは避けましょう。ペーストにしてしまえば酸化を遅らせることができます。すりごまよりペーストのほうが保存に向いているということです。
また、ごま油を加えすぎると分離したり味がべたつく原因になります。最初は少量から加えて様子を見ながら調整するのが安全です。なめらかさが足りないと思ったときだけ少し追加する、という使い方がベストです。
作った黒ごまペーストは調味料としてだけでなく、スイーツやドリンクにも大活躍です。使い方の幅広さを知ると、作る楽しさがさらに増します。
🍞 ① 黒ごまトースト
食パンに黒ごまペーストを薄く塗り、上からはちみつをかけるだけ。バターなしでも十分なコクと甘みが出ます。バナナを薄切りにして並べても絶品です。シナモンとの相性も抜群で、朝食にぴったりです。
🥤 ② 黒ごまラテ・スムージー
温めた牛乳や豆乳にペーストを大さじ1溶かすだけで、香ばしい黒ごまラテになります。バナナと豆乳をブレンダーにかけ、ペーストを加えると鉄分・カルシウム・食物繊維たっぷりのスムージーに。飲みながら栄養補給できるので忙しい朝にも便利です。
🥗 ③ 黒ごまの和え物・ごまだれ
めんつゆや醤油にペーストを溶かすだけで濃厚なごまだれが完成します。ほうれん草・いんげん・きゅうりなどと和えると、普通のごま和えより深みのある大人の味に仕上がります。担々麺風の麺つゆとしても使えます。
🍮 ④ 黒ごまプリン・ヨーグルトかけ
バニラアイスや無糖ヨーグルトにペーストをかけるだけで、和スイーツ感のあるデザートに変身します。市販のプリンにちょい足しするだけでも本格的な黒ごまプリン風になります。きな粉や黒蜜を追加するのもおすすめです。
🍜 ⑤ 黒ごまパン・お菓子作りへの活用
パン生地や焼き菓子のレシピにペーストを加えると、色鮮やかでコクのある仕上がりになります。黒ごまクッキーやパウンドケーキ、ロールパンのフィリングとしても活躍します。白いクリームチーズと混ぜてはちみつを加えると、クラッカーに合うごまディップにもなります。
参考:黒ごまペーストを使ったアレンジレシピが10種類詳しく紹介されています。
手作り黒ごまペーストは保存料が入っていないため、保存方法を間違えると数日で風味が落ちてしまいます。正しく保存することで美味しさと栄養を長持ちさせましょう。
📦 手作りペーストの保存期間の目安
| 保存方法 | 保存期間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 冷蔵保存 | 7〜10日 | 密閉ガラス瓶+清潔なスプーン使用 |
| 冷凍保存 | 約1ヶ月 | 製氷皿で小分け冷凍→自然解凍して使用 |
市販品(未開封)と手作りでは保存期間が大きく異なります。市販の未開封品は冷暗所保存で半年〜1年ほど持ちますが、手作り品はあくまでも7〜10日以内に使い切るのが鉄則です。
保存の際はアルコール消毒または煮沸消毒したガラス瓶に入れましょう。タッパーより瓶のほうが雑菌が入りにくく安心です。また、取り出すときは必ず乾いた清潔なスプーンを使い、水分を混入させないことが大切です。
油が表面に浮いて分離することがありますが、これは自然な現象です。食べる前によく混ぜれば問題ありません。ただし、カビが生えていたり酸っぱいような異臭がした場合は迷わず廃棄してください。
💡 冷凍保存で「使い切り」をラクにするコツ
まとめて作ったペーストを、シリコン製の製氷皿に1回分ずつ入れて冷凍しておくと非常に便利です。使いたいときにひとマス取り出して自然解凍するだけなので、無駄なく使い切れます。1ヶ月程度は品質を保てます。解凍後の再冷凍は避けましょう。
なお、市販品のごまペーストには「冷蔵・冷凍保存はしないでください」と書かれているものも多くあります。これは市販品の油分のバランスや乳化状態を保つためです。手作り品には当てはまりませんので、手作りのものは冷蔵・冷凍で保存するほうが安全です。
参考:練りごまの正しい保存方法について詳しく解説されています。
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