ギャバン スパイス一覧|種類・使い方・保存の全まとめ

ギャバンのスパイス一覧を徹底解説!スパイシー・ハーブ・ミックスの全種類から、初心者におすすめの選び方、ホールとパウダーの違い、正しい保存方法まで。あなたの毎日の料理をもっと本格的にするコツとは?

ギャバン スパイス一覧|種類と使い方・保存法を完全解説

スパイスを冷蔵庫で保存すると、結露で風味が一気に落ちて損をします。


🌶️ ギャバン スパイス一覧|3つのポイント
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スパイシー・ハーブ・ミックスの全3カテゴリ

ギャバンのスパイスはスパイシー・ハーブ・ミックス&シーズニング・ミル容器入りの4種に分類され、家庭用だけでも70品目以上が揃っています。

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ホールとパウダーは役割が全然違う

ホールは煮込みの風味出しに、パウダーは下ごしらえや仕上げに使うのが基本。同じスパイスでも形状によって料理への使いどころが大きく変わります。

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保存は「冷暗所」が正解

冷蔵庫に入れると取り出すたびに結露が発生し、風味を損ないます。直射日光・高温多湿を避けた冷暗所保存が最も香りを長持ちさせます。


ギャバン スパイス一覧|スパイシー系の種類と特徴

ギャバン(GABAN)は、ハウス食品グループのハウスギャバン株式会社が展開するスパイスブランドです。プロの料理人御用達の業務用ラインと、家庭向けラインの両方を持ち、品質の高さで長年にわたって支持を集めてきました。今回取り上げるのは家庭用ラインの製品一覧です。


まず最も種類が多いのが「スパイシー系」です。スパイシー系とは、辛味・香り・刺激を担うスパイスのカテゴリで、料理の骨格を作る役割を持ちます。


スパイス名 主な特徴・用途
ブラックペッパー(グラウンド・荒挽・ホール・大荒・八割・四割) 料理の仕上げから下ごしらえまで万能。炒め物・肉料理・スープに
ホワイトペッパー(パウダー・荒挽・ホール) 色をつけたくない白い料理(シチュー・クリームソース)に最適
グリーンペッパーホール フレッシュ感のある辛味。肉料理のソースに
カイエンペパー(カエンペッパー) 強い辛味。カレー・チリコンカーンに少量使用
一味唐辛子・鷹の爪・輪切り・糸切り唐辛子 和食・エスニック料理の辛味付けに
クミン カレーの核となる香り。炒め油に入れると香りが立つ
コリアンダー 爽やかな柑橘系の香り。カレー・エスニック料理に必須
ターメリック カレーの黄色の素。抗酸化成分クルクミンを含む
ジンジャーパウダー 生姜の乾燥粉末。肉の臭み消しや焼き菓子にも
ナツメグ ハンバーグ・ミートソースの臭み消しに欠かせない
シナモン(パウダー・カッシャスティック・セイロンスティック) お菓子・煮込み・チャイに。GABANはセイロン種も展開
カルダモン 「スパイスの女王」と呼ばれる爽やかな香り。チャイ・カレーに
クローブス 強い甘い刺激香。カレー・シチュー・ピクルスに
オールスパイス シナモン・クローブ・ナツメグを合わせたような香り。肉料理に
パプリカパウダースモークパプリカパウダー 甘みのある赤色。チキンパプリカッシュ・ガパオに
サフラン 最高級スパイス。パエリア・ブイヤベースに黄金色を添える
山椒各種(サンショウ・高知県産仁淀川山椒・岐阜県産奥飛騨山椒・四川青・赤山椒) 日本の伝統食材。うなぎの蒲焼き・麻婆豆腐・鍋に
スターアニス(八角) 中華料理・豚の角煮・フォーに独特の甘い香りをプラス
その他(アニス・キャラウェイ・クコの実・ジュニパーベリー・ディルシード・フェネグリーク・フェンネル・ホースラディッシュ・ポピーシード・マスタード・スマックパウダー・セロリー・メース・ロングペッパーなど) 本格エスニック・欧風料理に使う個性派スパイス群


つまり、ギャバンのスパイシー系だけで40品目以上が揃っています。


特に主婦の方が「とりあえず使う」ものとしてはブラックペッパー、クミン、ナツメグ、ターメリック、ジンジャーの5種を押さえておくと、日常の洋食・エスニック料理の幅がぐっと広がります。これが基本です。


ブラックペッパーひとつでも、「ホール」「荒挽き」「グラウンド(粉末)」の複数種類が展開されています。挽き具合によって料理への溶け込み方や食感の演出が変わるため、料理の種類に合わせて選ぶのが理想的です。


参考:ギャバンが教えるビギナー向けスパイス3選(GABAN公式)
GABAN®スパイスお悩み相談室 VOL.1「まずは押さえたいビギナースパイス3種」


ギャバン スパイス一覧|ハーブ・ミックス系の全種類

スパイシー系と並んでギャバンが力を入れているのが「ハーブ系」と「ミックス&シーズニング系」です。ハーブ系は主に洋風料理の香り付けに使う葉や茎の乾燥品で、ミックス系は複数のスパイスを合わせた便利な製品群です。


ハーブ系(全15種類):


ハーブ名 主な用途
バジル トマトソース・ピザ・カプレーゼに定番
オレガノ ピザ・トマト料理の香り付けに
マジョラム オレガノに似た甘い香り。ポークソーセージに
パセリみじん切り 仕上げの飾りから炒め物まで幅広く
セイジ 豚肉・鶏肉の臭み消しに強い効果
セボリー 豆料理・ソーセージに合う「豆のハーブ」
タイム シチュー・ブイヨンの香り付けに重宝
タラゴン フランス料理に欠かせない。鶏肉・魚に
ディルウィードホール サーモン・ピクルス・スカンジナビア料理に
ベイリーブス(ローレル) 煮込み料理に必須。シチュー・カレー・ポトフ
ローズマリー チキン・ラム肉・焼き野菜の香り付けに
ミントホール ラムチョップ・デザート・ドリンクに
パクチーみじん切り タイ料理・ベトナム料理の仕上げに
コブミカンの葉ホール タイカレー・エスニックスープの香りの決め手
レモングラスカット トムヤムクン・アジアンスープのフレッシュ感に


ハーブ系が基本です。日本の家庭でよく使われるのはバジル・パセリ・ベイリーブスの3種ですが、ローズマリーを肉料理に加えるだけで一気にレストランの味に近づきます。これは使えそうです。


ミックス&シーズニング系(約30種類以上):


ミックス系はギャバンが最も力を入れているカテゴリです。代表的なものをまとめると、純カレー・特製純カレー・カレーパウダー・ガラムマサラチリパウダー・七味唐辛子・シナモンシュガー・ガパオシーズニング・タンドリーチキンシーズニング・ジャークチキンシーズニング・ケバブシーズニング・四川麻辣シーズニング・ウーシャンスパイス(五香粉)・エルブドプロヴァンスラスエルハヌート・ブーケガルニ・ピックリングスパイス・ステーキシーズニング・サラダスパイスなど多岐にわたります。


さらに、2020年代になってから「フライドポテトシーズニング」シリーズが充実し、ガーリックアンチョビ・チリ&レモン・トリュフ・パルメザンチーズ&ブラックペッパー・ハーブミックスの5種が揃っています。自宅で揚げたポテトにかけるだけで、専門店クオリティのフレーバーが楽しめます。


ミックス系で最も注目度が高いのが「手作りのカレー粉セット」です。クミン・コリアンダー・ターメリック・カエンペッパーなど20種類のスパイスがセットになっており、自分でブレンドして本格カレー粉が作れます。市販のカレールーとは一線を画す本格的な香りを家で楽しめるのが大きな魅力です。


ミル容器入りシリーズとしては、グルメミル ブラックペッパー・ホワイトペッパー・ステーキペッパー・クォーターペッパー・四川赤山椒・四川青山椒・仁淀川山椒・奥飛騨山椒・乾燥唐辛子(京の黄真珠)・ソルトの10種類が揃っています。ミルでその場で挽くことで香りが全く違います。これだけ覚えておけばOKです。


参考:ギャバン公式サイトの商品一覧ページ(ハウスギャバン株式会社)
ハウスギャバン株式会社|スパイス商品情報(スパイシー・ハーブ・ミックス・ミル容器入り全カテゴリ)


ギャバン スパイスのホールとパウダーの違い・使い分け方

ギャバンのスパイス一覧を見ると、ブラックペッパーひとつでも「ホール」「グラウンド(パウダー)」「荒挽き」「大荒」などが存在することに気づきます。なぜこれだけ種類があるのか、多くの方が疑問に感じる部分です。


結論から言うと、ホールとパウダーでは「香りの出方のタイミング」が根本的に違います。


ホールスパイスは加熱や圧力を加えることで香りの成分が解放される仕組みです。そのため、煮込み時間が長い料理や、油で炒めて香りを引き出す調理法(テンパリング)に向いています。たとえば、シチューや煮込みカレーを作るとき、鍋に油を熱してクミンシードを入れると「パチパチ」と弾ける音とともに強烈な香りが立ち上がります。この工程がホールスパイスならではの醍醐味です。


一方、パウダースパイスはすでに細かく砕かれているため、すぐに香りが出て食材に馴染みやすいのが特徴です。肉に下味をつける、料理の仕上げにひとふりする、という場面で活躍します。ハンバーグに入れるナツメグはパウダーが最適です。


形状 香りの出方 向いている調理法
ホール(粒・原形) じっくり・持続的 煮込み・テンパリング(油で香りを出す)・マリネ・ピクルス
荒挽き 中程度 肉料理の仕上げ・サラダ・スープの風味アクセント
パウダー(粉末) 素早く・広く 下ごしらえ・タレ・ソース・焼き菓子・仕上げ


ホールをパウダーで代用することは実はできません。同じスパイスでも役割が違うので、代用すると料理の仕上がりに差が出ます。意外ですね。


たとえば、ベイリーブス(ローレル)のホールをパウダーに変えると、煮込み料理に独特のえぐみが出やすくなります。ホールのまま煮て最後に取り出すことで、雑味を出さずに香りだけを引き出せるのです。


スパイスの形状は「いつ・どの段階で香りを出したいか」で選ぶのが原則です。


参考:パウダースパイスとホールスパイスの使い分け(ハウス食品公式Q&A)
ハウス食品|Q.パウダースパイスとホールスパイスはどのように使い分けたらいいですか?


ギャバン スパイスの正しい保存方法|冷蔵庫NGの理由

多くの主婦が開封後のスパイスを冷蔵庫に入れていますが、実はこれが香りを早く飛ばしてしまう原因になることがあります。冷蔵庫に入れること自体が問題というよりも、「取り出すたびに結露が発生する」ことが問題なのです。


冷蔵庫の中は低温なので、スパイス瓶を取り出してキッチンの暖かい空気にさらすたびに、瓶の外側と内側に温度差が生まれて水分(結露)が発生します。この結露がキャップの隙間から入り込み、スパイスが湿気を吸って固まったり、カビや虫が発生するリスクが高まります。


厳しいところですね。


正しい保存の基本をまとめると次のとおりです。


- 直射日光を避ける:光はスパイスの色素や香気成分を分解します。コンロ横の窓際は厳禁です
- 高温多湿を避ける:コンロのすぐ上・シンク付近の棚は湿気がたまりやすく不向きです
- 常温の冷暗所が基本:戸棚の中・引き出し内が理想です
- 鍋の湯気がかかる場所からは離す:湯気が直接かかるとスパイスがすぐに固まります
- 開封後は6か月〜1年を目安に使い切る:未開封であれば製造後2〜3年の賞味期限が設定されていますが、開封後は風味が落ちやすくなります


一方で冷蔵庫保存が有効なケースもあります。開封後のスパイスを長期間保存したい場合、「使う分だけ小皿に出してからすぐ冷蔵庫に戻す」方法を守ればリスクを減らせます。冷蔵庫から出してそのまま使い続けるのがNGです。


また、夏場のキッチンは室温が30℃を超えることも多く、常温保存で急速に風味が落ちる可能性があります。夏だけ冷蔵庫の野菜室(他の食品と温度差が比較的小さい)に入れるという方法は、現実的な対策として有効です。


スパイス専用の密閉保存容器を使うことも効果的です。ギャバン公式でもキャップをしっかり閉めて冷暗所保存を推奨していますが、さらに密閉容器に入れ替えてまとめて管理すると、湿気対策としても効率的です。スパイスラックで見た目よく管理すると、料理のモチベーションも上がります。


参考:スパイスの保存方法と賞味期限(ハウス食品・商品開封後の保存方法
ハウスヒント|商品開封後の保存方法と保存の目安(ハウス食品グループ公式)


ギャバン スパイスを使った初心者向けレシピ活用法|カレー以外の使い方も

ギャバンのスパイスは「カレーを作るときだけ使うもの」と思われがちです。実際には毎日の料理に少量加えるだけで、料理の完成度が大きく変わります。これが条件です。


まず、どのご家庭にもあるであろうブラックペッパーから始めましょう。ギャバンのブラックペッパーは「コショー」とも呼ばれ、最も歴史あるラインナップです。炒め物の仕上げにひとふりするだけで、素材の甘みが引き立ちます。卵料理・野菜炒め・スープ、どれにも合います。


次に活用したいのが「ナツメグ」です。ハンバーグを作るときにひとつまみ(約0.5g)加えると、肉の臭みがなくなりまとまった味に仕上がります。牛乳500mlで作るホワイトソースへも少量加えると、コクと深みが増します。意外にもかぼちゃスープやポテトグラタンにも合います。


「カレーパウダー」は実はカレー以外にも大活躍します。ウインナーを炒めるときに小さじ1/3ほど加えると、子どもが喜ぶカレー風味のウインナーになります。ポテトサラダに少量混ぜると新しい味わいになり、ナポリタンの仕上げにひとふりするだけでも風味がアップします。


エスニック系では「クミン」が大きな力を発揮します。フライパンにサラダ油を熱して、温まったらクミンシードをひとつまみ(約1g)入れます。「パチパチ」と弾けてきたら刻んだ玉ねぎと鶏肉を加えて炒めるだけで、本格的なエスニック炒めが完成します。クミンが条件です。


さらに意外な活用法として、ギャバンの「フライドポテトシーズニング」シリーズはスーパーで揚げてきたポテトや、ノンフライヤーで作ったポテトにかけるだけで専門店の味になります。5種類のフレーバー(ガーリックアンチョビ・チリ&レモン・トリュフ・パルメザン&ブラックペッパー・ハーブミックス)があるため、同じポテトでも味変が楽しめます。


スパイスを効率よく活用するための「最初に揃える3種」として、ギャバン公式も料理研究家・中本千尋さんが以下を挙げています。


- 🌿 ブラックペッパー:挽き具合で表情が変わる万能スパイス
- 🥧 ナツメグ:ハンバーグやホワイトソースに欠かせない縁の下の力持ち
- 🍛 クミン:カレーの香りの主役。野菜炒めにも意外とよく合う


この3種があれば、和食以外のほとんどの洋食・エスニック料理に応用できます。まずはこの3種類から試してみてください。


参考:GABANカレーパウダーのカレー以外への活用レシピ
roomie|GABANのカレーパウダーを使った"カレー以外"の絶品レシピ3選


ギャバン スパイス一覧から知る「産地へのこだわり」という独自の価値

スパイスを選ぶとき、多くの方が「ブランドで選ぶ」「価格で選ぶ」という基準を持っています。しかしギャバンを選び続けるプロの料理人たちが一番評価しているのは「スパイスの産地選定の徹底」です。


ギャバンは、スパイスの種類ごとに最も適した産地から原材料を直接仕入れるこだわりを持っています。たとえば、ブランドを代表するブラックペッパーはマレーシアのサラワク産とカンボジア産をラインナップしています。これは単なるブランドの差別化ではなく、産地によって香りの強さや特性が全く異なるためです。


サラワク産ブラックペッパーは、マレーシア・ボルネオ島北部のサラワク地方で栽培されるもので、辛味の中にフルーティーな香りがあることで知られています。一方、カンボジア産完熟ペッパーホールは、完全に熟してから収穫するため、より豊かで芳醇な香りが特徴です。


同じくシナモンも「カッシャス(中国産)」と「セイロン(スリランカ産)」の2種類を展開しています。一般的に日本の家庭で使われているシナモンのほとんどがカッシャス種ですが、ギャバンはセイロン種も別ラインで提供しています。セイロン種はカッシャス種より香りがやわらかく、クマリンという成分が少ないため、体に優しいとされています。


山椒においては、ギャバンは「高知県産・仁淀川山椒」「岐阜県産・奥飛騨山椒」という国産ブランド産地品を専用ラインとして販売しています。市販の一般的な山椒と比べると、香りの鮮明さとシャープな刺激感が全く異なります。うなぎの蒲焼きや麻婆豆腐にかけると、その差は一目瞭然です。


さらにユニークな存在が「ティムットペッパーホール」と「馬告(マーガオ)ホール」です。ティムットペッパーはネパール産で、ブラックペッパーとは全く別種の植物。柑橘系のグレープフルーツのような香りが特徴で、魚料理やクリーム系パスタに加えると個性的な風味が加わります。馬告はタイワン産の山椒の一種で、レモングラスのような爽やかな香りを持ちます。


こうしたレアなスパイスを家庭向けで提供しているのは、日本のスパイスブランドの中でギャバンがほぼ唯一です。いいことですね。


スパイスは「産地 × 形状 × 用途」で選ぶことで、料理の仕上がりが大きく変わります。まずはギャバンの公式サイトで各製品のラベルや産地情報を確認することをおすすめします。スパイス1本を変えるだけで、日常の料理が一段上に変わります。


参考:GABANのスパイス産地・品質へのこだわり(公式サイト)
GABAN®公式|QUALITY スパイスの産地・品質へのこだわり